I. はじめに:2025年大阪・関西万博、世界への美食パスポート
かつてない食の冒険へようこそ!2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)は、単なる技術と文化の祭典ではありません。それは、活気に満ちた世界のフードフェスティバルでもあるのです1。夢洲の未来的な風景の中に広がる賑やかなマーケットを散策し、国際パビリオンに隠された食の宝石を発見し、大陸を越えて味覚を運ぶフレーバーに酔いしれる――そんな体験を想像してみてください。本レポートは、手頃な価格のストリートフードから極上のグルメまで、万博でのあらゆる一口が思い出深いものとなるよう、無数の食体験をナビゲートする信頼できるガイドとなるでしょう。
この万博が目指すのは、あたかも食のオリンピックのように、世界中の料理が一堂に会する舞台となることです。提供される料理の種類の豊富さからは、各国が食を通じて自国を表現しようとする熱意が伝わってきます。これは、万博が単なる一般来場者だけでなく、熱心な食通をも惹きつける、一大フードツーリズムイベントとしての側面を持つことを示唆しています。
II. 食のワールドツアー:国際パビリオンのグルメを巡る
万博の国際的な食のシーンの中心は、まばゆいばかりのパビリオンにあります。各国は、しばしば現地のシェフによって調理された本格的な料理を通じて、その文化へのユニークな窓を提供します。このセクションでは、食欲をそそるツアーにご案内し、傑出したパビリオンとその必食の特選料理を、美食の旅の計画に役立つ価格情報と共にご紹介します。
多くのパビリオンでは、その国本来の味を忠実に再現しようとする一方で(例えば、イタリア館の週替わり郷土料理3やクウェート館のマチュブース4)、一部では現地の嗜好に合わせたアレンジやフュージョン料理も見られます(例えば、オランダ館の「ヒュッツポットおにぎり」5)。これは、真の国民食を紹介することと、多様な来場者の口に合うように工夫することとのバランスを反映しており、メニュー開発における思慮深さがうかがえます。
また、ルクセンブルク館の国旗をイメージしたマカロン5や、アラブ首長国連邦館の「フラシュとラクダミルク」5のように、多くの料理が視覚的にも魅力的です。ソーシャルメディアが大きな影響力を持つ現代において、見た目にも美しい料理は口コミを生み、来場者を引き付ける強力な要素となります。「エネルギッシュな色合いが美しい」と評されるマカロンや、「わたあめのようなフラシュとローストピスタチオがトッピングされたデザートのようなドリンク」といった描写は、まさにこの点を物語っています。来場者は、こうした共有したくなるような食の瞬間を求めてパビリオンを訪れることでしょう。
さらに、一部のパビリオンでは、カジュアルなテイクアウトと、よりフォーマルなレストラン形式の両方を提供しています(例:サウジアラビア館5、オランダ館5)。この段階的なアプローチは、異なる来場者のニーズや時間の制約に対応するものです。手軽に味見をしたい人はコーヒーやスナックを、より深く文化に触れたい人はレストランを選ぶことができます。これにより、パビリオンの魅力と収益機会が最大限に高められています。
A. ヨーロッパの美味:イタリアの饗宴からオランダの逸品まで
イタリア館「Eataly(イータリー)」:
詳細: イタリア全18州の郷土料理が週替わりで提供され、本格的なイタリア料理を体験できます3。定番のトマトソースパスタ(¥2,290)やマルゲリータピザ(¥2,390)3に加え、豪華な黒毛和牛のタリアータ(¥4,490)も注目です6。高名な「イータリー」が運営するレストランは、イタリア式庭園を望む屋上に位置しています3。
価格帯: 中価格帯~高級(例:ピザ/パスタ ¥2,300~¥2,400程度、代表的な料理は¥4,490まで)。3。
実用情報: アプリ/ウェブからの予約が推奨されます6。パビリオン観覧なしでも利用可能です6。
オランダ館:
詳細: 焼きたての「ストロープワッフル」(¥450)が名物。薄いワッフル生地の間にキャラメルシロップが挟まれています4。伝統的なオランダ料理「ヒュッツポット」や「ビターバレン」をおにぎりの具材にしたユニークなメニューも提供5。テイクアウトショップは、メインパビリオンの展示が予約制の場合でも利用可能です5。
価格帯: 手頃(ストロープワッフル ¥450、その他の品目は¥600~¥1,400程度の見込み4)。
ドイツ館「Oishii! Germany(おいしい!ジャーマニー)」:
詳細: ベルリン風カリーヴルスト(¥2,100)6、バイエルンプレート(ソーセージ、ザワークラウト、プレッツェル – ¥2,000)、シュヴァイネブラーテン(豚肉のロースト – ¥1,800)、アップルシュトゥルーデル(¥600)など、ドイツの定番料理が楽しめます4。ビアガーデンの雰囲気も期待できます4。
価格帯: 中価格帯(料理 ¥1,800~¥2,100、デザート ¥600)。
実用情報: アプリでの座席確保が可能6。パビリオン観覧なしでも利用可能です6。
英国(イギリス)館:
詳細: クラシックな「クリームティーセット」(スコーン2個、クロテッドクリーム、ジャム、紅茶またはコーヒー – ¥1,850)を堪能できます5。アフタヌーンティー(¥3,000、テイクアウト可)やフィッシュアンドチップスも人気です5。テラス席で優雅なひとときを。
価格帯: セットメニューは中価格帯~高級。
実用情報: 店内利用とテイクアウトで列が異なります。パビリオン観覧なしでも利用可能です5。
その他のヨーロッパのハイライト:
- ルクセンブルク館: 国旗をイメージしたマカロン(¥250)5。
- オーストリア館: ブドウと蜂蜜を使ったソフトクリーム(¥1,400)、カイザーシュマーレン5。
- ベルギー館: リエージュワッフル(¥400から)、ブリュッセルワッフル(¥1,000)7。レストラン「Revive」は混雑時に店頭での当日受付が必要になる場合があります6。
- ポーランド館: ベジタリアンセットと肉セット(各¥4,500)7。
- スイス館: ラクレットチーズ(¥2,800)、チーズフォンデュ(2人前 ¥3,600)4。
- ポルトガル館: バカリャウのコロッケ(3個 ¥800)、カタプラーナ(シーフードの蒸し煮 – ¥1,300)、パステル・デ・ナタ(エッグタルト – ¥600)4。
- セルビア館: チェヴァピ(ケバブ)、チェヴァピサンド(¥880)、コーヒー(¥600)5。
- ハンガリー館「ミシュカ キッチン&バー」: グヤーシュ、チキンパプリカーシュ、トカイワイン、フルッチ(ワインスプリッツァー)3。ハンガリー民謡の生演奏も楽しめます3。
- ノルディックサークル館(スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、アイスランド): スモーガスボード(¥2,000)、トナカイのロースト(¥2,000)、シナモンロール(フグレンコーヒーと共に ¥850)4。「フィーカ」タイムには特別なスイーツも4。
B. アジアの味覚:韓国、マレーシア、そしてその先へ
韓国館:
詳細: ヤンニョムチキン(Mサイズ ¥1,200)や様々なカップ飯(プルコギ、ハニー醤油チキンなど)が人気です6。カジュアルでテイクアウトに適した料理が中心です。
価格帯: 手頃~中価格帯。
マレーシア館:
詳細: ナシゴレン(¥1,600)、ミーゴレン(¥1,600)、ロティチャナイ(¥1,680)、ナシレマ(¥1,600)など、本格的な料理を提供します7。
価格帯: 中価格帯。
台湾館(テックワールド):
詳細: 不動の人気を誇るタピオカミルクティー(紅茶または烏龍茶ベースを選択可 – ¥950)が楽しめます5。その他のフードやドリンクも提供しています。
価格帯: ドリンクは中価格帯。
フィリピン館:
詳細: ルンピアン・ビノンド(春巻き – ¥1,200)6。
価格帯: 中価格帯。
C. 中東の宝物:スパイスと伝統
アラブ首長国連邦(UAE)館:
詳細: 「フラシュとラクダミルク」(甘いドリンク – ¥850)を提供5。ラクダミルクは比較的あっさりとした味わいで、独特の苦味があるとのこと。レストランではエミラティ料理が楽しめます7。
価格帯: 中価格帯。
サウジアラビア館:
詳細: 「サウジコーヒー」(カルダモン風味、デーツ付き – ¥700)が特徴です5。テイクアウトカフェでは軽食や焼き菓子も販売。屋上レストランではより本格的なメニューが提供され、入店時にはサウジコーヒーが1杯無料で振る舞われます5。
価格帯: コーヒー ¥700、食事は中価格帯~高級の見込み。
クウェート館:
詳細: ハラル認証を取得した伝統的な中東料理。国民食のマチュブース(羊肉とご飯の炊き込み – ¥1,800)、フムス(¥800)、ルキマット(甘い団子 – ¥700)などを提供4。ベジタリアン向けメニューもあります。
価格帯: 手頃~中価格帯(¥800~¥1,800)。
D. オセアニアとアメリカ大陸の味
オーストラリア館「CAFE KOKO(カフェ・ココ)」:
詳細: ラミントン(ココナッツケーキ – ¥600)5、オージーミートパイ(¥800)、ラムスペアリブ(¥1,400)、クロコダイルフィレロール、カピコーラ(¥680)などを提供6。屋外カフェは誰でも利用可能です。また、「ブッシュタッカー・テイスティングプレート」(¥1,800)ではカンガルー肉など先住民の食材を使った料理も楽しめます4。
価格帯: 中価格帯。
ブラジル館:
詳細: コーヒースタンドでホットコーヒー(¥648)、ホットカフェラテ(¥702)、アイスコーヒー(¥702)を提供5。
価格帯: コーヒーは中価格帯。
コロンビア館:
詳細: ホットコーヒー(¥756)を提供5。
価格帯: コーヒーは中価格帯。
表1:国際パビリオン グルメ ハイライト
パビリオン/国 | 代表的な料理例 | 参考価格(料理例) | 特徴・訪問理由 |
---|---|---|---|
イタリア館 (Eataly) | 黒毛和牛のタリアータ、週替わり郷土パスタ/ピザ | ¥2,290~¥4,490 | 本格イタリアン、全18州の味を週替わりで楽しめる、屋上庭園ビュー |
オランダ館 | ストロープワッフル | ¥450 | 焼きたて、手頃な価格の象徴的スイーツ |
ドイツ館 (Oishii! Germany) | ベルリン風カリーヴルスト、バイエルンプレート | ¥2,000~¥2,100 | ドイツ定番料理とビール、ビアガーデン風 |
英国館 | クリームティーセット | ¥1,850 | 伝統的な英国式ティータイム、優雅なテラス席 |
韓国館 | ヤンニョムチキン、カップ飯 | ¥1,200程度 | 人気の韓国料理、カジュアルでテイクアウト向き |
マレーシア館 | ナシゴレン、ロティチャナイ | ¥1,600~¥1,680 | 本格マレーシア料理、日本では珍しいメニューも |
サウジアラビア館 | サウジコーヒー(デーツ付き) | ¥700 | 独特なカルダモン風味、伝統的なおもてなし体験 |
オーストラリア館 (CAFE KOKO) | ラムスペアリブ、オージーミートパイ、クロコダイルフィレロール | ¥800~¥1,400 | ユニークなオージーグルメ、冒険的な食材も |
クウェート館 | マチュブース、フムス | ¥800~¥1,800 | ハラル認証、本格中東料理、ベジタリアン対応 |
ノルディックサークル館 | スモーガスボード、シナモンロール(フグレンコーヒーと共に) | ¥850~¥2,000 | 北欧5カ国の味、おしゃれな「フィーカ」体験 |
III. パビリオンを越えて:多様な食の楽園を探る
国際パビリオンが大きな魅力である一方、万博の食の風景はそれだけにとどまりません。広大なフードコートは活気ある雰囲気と無数の選択肢を提供し、テーマレストランはユニークなエンターテイメントを演出し、さまざまなカジュアルカフェやフードトラックが、満足のいく一口や爽やかな飲み物をいつでもどこでも楽しめるようにしています。
パビリオン以外の多くの飲食店では、食事とエンターテイメントやテクノロジーを融合させる傾向が見られます(例:SPY×FAMILYのテーマレストラン7、スシローの「デジロー」8、ユーハイムのAIオーブン7)。これは、単に食事を提供するだけでなく、より記憶に残り、共有したくなるような体験を創り出すことで、来場者の関心と支出を引きつけようとする現代のテーマパークにおける重要な特徴です。特にアニメのテーマやインタラクティブな技術は、特定のファン層を惹きつけ、高めの価格設定を正当化する要素となり得ます。
また、「大阪のれんめぐり」8や「好きやねん大阪」7といったフードコートでは、たこ焼き、串カツ、お好み焼きといった大阪の地元料理が前面に押し出されています。国際的な博覧会でありながら、開催地である大阪の食文化(「食い倒れ」の精神)を強調することは、地域への誇りを示すと同時に、国内の来場者には馴染み深い味を、海外からの来場者には開催都市の本格的な食体験を提供するという、二重の魅力を生み出す賢明な戦略と言えるでしょう。
さらに、フードトラックやカフェが迅速なアクセスのために分散配置されている(例:パソナグループのフードカートは西ゲート付近8、ローソンは東ゲート付近8)一方で、より大規模なフードコートやレストランは専用ゾーンに集約されています(リングサイドマーケットプレイス、ウォータープラザマーケットプレイス8)。これは、会場内の人の流れを管理し、さまざまなエリアで食事が容易に手に入るようにするための、慎重な都市計画を示唆しています。ゲート付近や人通りの多い場所にある軽食オプションは当座のニーズに応え、目的地としての食事は特定のハブに集中させています。
A. 万博フードコート:味覚のるつぼ
「好きやねん大阪 フードコート EAST SIDE」(ウォータープラザマーケットプレイス東2階):
詳細: ヒレカツ定食(¥1,800)、ハンバーグ定食(¥1,680)、カレーライス(¥850)、カツカレー(¥1,480)、うどん(かけうどん ¥780から万博スペシャルうどん ¥1,800まで)、串カつ5本盛り定食(¥1,480)、豚玉お好み焼き(¥1,180)など、日本の定番家庭料理が豊富に揃います7。アメリカンドッグ(¥500)、から揚げ(¥500)、たこ焼き(¥500)、焼きそば(¥400)といったホットスナックも充実7。ドリンクは¥150から、ビールは¥500から7。
特筆すべきは、このフードコート(およびウォータープラザマーケットプレイス東の他のフードコート)では、午前11時30分まで20%割引になる朝割と、学生証提示でいつでも20%割引になる学割(中学生以上対象)が実施されている点です8。これは大きな価値提案と言えるでしょう。
「サスティナブルフードコート 大阪のれんめぐり〜食と祭EXPO〜」(リングサイドマーケットプレイス西):
詳細: 会場内で最大級(約2000m²)のフードコートで、大阪市内の12店舗のグルメやスイーツが楽しめます8。大阪の食と日本の祭りをテーマにしており、入口には青森ねぶた祭の巨大な作品が展示され、各店舗の看板もねぶたのデザインで飾られています8。配膳ロボットも導入されています8。
主な出店店舗と料理(8より):
- 大阪王将: 元祖焼き餃子(¥490)、ねぎマヨ餃子(¥700)、焼肉炒飯(¥2,500)。
- たこ家道頓堀くくる: 大たこ入りたこ焼き8個入り(¥1,100)、明石焼き8個入り(¥1,200)。
- らぽっぽファーム: さつまいもスイーツ、安納黒豚を使ったピザ。
- クンテープ: 本場のタイ料理。
- 大阪新世界元祖串カツだるま: 大阪名物「串カツ」。
- どうとんぼり神座: 白菜たっぷりのラーメン(¥1,200)。
実用情報: 有料の予約席あり(50分¥550、水・オリジナルグッズ付き)8。
その他のフードコートゾーン:
- リングサイドマーケットプレイス東: インドカレーの店、ソウルLive(韓国料理)、大阪ハラルムガルEXPO2025店、景福宮(韓国料理)、SAIGON屋台(ベトナム料理)、讃岐うどん、PAULANER IMBISS(ドイツビールと洋食)、SOFRA(トルコ料理)などが出店8。
- EARTH TABLE〜未来食堂〜(静けさの森隣接): THEO’S CAFE(AIが作るバウムクーヘン)、テラスニチレイ(カスタマイズ炒飯)、GF RAMEN LAB(グルテンフリーラーメン)、とんかつ乃ぐち、EARTH SWEETS(グルテンフリーチュロス)、f fields(プラントベースフード)など8。
- ウォータープラザマーケットプレイス西/東: 「好きやねん大阪」の他に、醗酵食堂 Hasshoku(うどん ¥780から、各種定食8)、ファミリーマートなど8。
- 風の広場マーケットプレイス: 牛カツ京都勝牛、グランドフードコート、エスニックフュージョンレストラン、好きやねん大阪 フードコート WEST SIDE、ディワンキッチンなど8。
B. テーマレストラン&専門店:ユニークな食の冒険
SPY×FAMILY DINING / キッチンカー:
詳細: 人気アニメ「SPY×FAMILY」をテーマにしたレストランとキッチンカー。キャラクターをイメージしたパフェ(ロイドの抹茶アイスパフェ、アーニャのなっつキャラメルパフェ – 各¥1,800、缶バッジ付き)、ハンバーガー(¥2,000、ステッカー付き)、チキンレッグ(¥2,000、ステッカー付き)、ドリンク(¥1,000)などを提供7。
場所: キッチンカーはいのちパークエリアに展開8。
スシロー未来型万博店:
詳細: 水産物を用いたすべての商品に養殖魚を使用。店内には「デジロー(デジタル スシロービジョン)」が設置され、水産資源の未来に向けた取り組みを楽しく学べるゲーム機能が万博仕様で先行公開されます8。
実用情報: 当日の店頭端末での来店受付のみで、事前予約は不可8。スシロー公式サイトで待ち時間を確認可能10。
くら寿司 大阪・関西万博店:
詳細: くら寿司史上最大規模の店舗で、世界70カ国のサイドメニュー(各¥300)も楽しめます。通常メニューは¥150から8。巨大な抗菌寿司カバー「鮮度くん」とマグロが描かれた壁は記念撮影スポットとしても人気が出そうです8。
実用情報: 8に予約リンクあり。
TERRACE NICHIREI(テラスニチレイ)(ニチレイフーズ):
詳細: 「冷凍食品の未来」をコンセプトにしたレストラン。スペシャル炒飯(¥1,500)、自動調理器で自分好みにカスタマイズできる炒飯、万博限定の「凍ったまま食べられる今川焼き」(¥300)などを提供7。
MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN(まねき食品):
詳細: 姫路名物「まねきのえきそば」の店舗。「究極の神戸牛すき焼きえきそば」(¥3,850)が話題です7。お弁当メニューも。
SUNTORY PARK CAFE / 水空 SUIKUU / 近大卒の魚と紀州の恵み(近畿大学水産研究所):
詳細: サントリーが大規模展開。
- SUNTORY PARK CAFE: 公園をイメージしたカフェテリア。天然水で作るプレミアムかき氷(¥1,200)、ホットドッグ各種(¥980から)、オリジナル焙煎コーヒーなどを提供8。
- 水空 SUIKUU: ダイキン工業との共創レストラン。最先端の空調技術と映像演出で高原のような空間を再現し、国産食材のコース料理(¥7,500、¥10,000、¥15,000)や再生農業原料を使用したビール「水空エール」を提供8。
- 近大卒の魚と紀州の恵み: 近畿大学とサントリーが共創する養殖魚専門料理店。世界初の完全養殖「近大マグロ」などを提供8。
C. クイックバイト&カジュアルシップ:キッチンカー、カフェ、テイクアウト
ユーハイム キッチンカー(THEO):
詳細: AI搭載オーブン「THEO」が作るバウムクーヘン(1個¥350)。他に「きこりけーき」(¥800)、ドリンク(¥700)、コーヒー/ティー(¥500~¥650)、ホットドッグ(¥850~¥950)、バウムクーヘンフリット(¥800)、アイスwithバウム(¥650)、クレープ(¥900、¥1200)など7。EARTH TABLE内のTHEO’S CAFEではバウムクーヘンコースメニュー(¥3,000~¥5,000)も提供8。
たこ焼きキッチンカー:
詳細: たこ焼き(8個入り ¥1,250)、ソフトクリーム(¥750)、かき氷(¥950)7。
その他のキッチンカー:
詳細: チキンラップ(¥1,500)7。
パソナグループ フードカート「NATUREVERSE キッチン」:
詳細: プラントベースフードの「かるカツバーガー」(¥1,600)、「かるカツサンドイッチ」(¥1,500)、「ヴィーガンジェラート」(¥880)など8。西ゲート付近。
ローソンカフェ大阪・関西万博店:
詳細: アバター接客を導入。プレミアムサンド~わさび香るローストビーフ・たまご・BLTサンド~(¥1,000)、ブルーソフトクリーム~ラムネ味~(¥698)など8。東ゲート付近。
シンガポール館 アイスバー屋:
詳細: カラマンシー、ライチ、マンゴーなど各種アイスバー(各¥690)7。
自動販売機:
詳細: 会場各所に設置。水(¥160)、コーラやアクエリアス(¥200)など7。
表2:万博フードコートと主要レストランゾーン ナビゲーション
ゾーン/フードコート名 | 主な料理タイプ | 価格帯の目安 | 主な特徴 |
---|---|---|---|
好きやねん大阪 フードコート EAST SIDE | 和食(定食、うどん、お好み焼き)、軽食 | ¥~¥¥ | 大阪グルメ、手頃な価格、朝割・学割あり |
サスティナブルフードコート 大阪のれんめぐり〜食と祭EXPO〜 | 大阪グルメ(たこ焼き、串カツ、ラーメン等)、多国籍 | ¥¥~¥¥¥ | 最大級フードコート、大阪の名店集結、ロボットサーバー、有料予約席あり |
リングサイドマーケットプレイス東 | インド、韓国、ベトナム、ドイツ、トルコ料理など | ¥¥~¥¥¥ | 多様なエスニック料理、ハラール対応店あり |
EARTH TABLE〜未来食堂〜 | バウムクーヘン、炒飯、グルテンフリーラーメン、洋食 | ¥¥~¥¥¥ | テクノロジー活用(AIオーブン等)、サステナブル志向、グルテンフリー対応 |
ウォータープラザマーケットプレイス西/東 | 和食、うどん、カフェ、コンビニ | ¥~¥¥¥ | 水上ショー隣接、多様な選択肢、割引あり(東フードコート) |
風の広場マーケットプレイス | 牛カツ、フードコート(和洋中エスニック) | ¥¥~¥¥¥ | EXPOアリーナ隣接、大規模店舗あり |
IV. 食通が選ぶ!万博おすすめグルメ徹底ガイド
数えきれないほどの魅力的な選択肢の中から、何を食べようか迷ってしまうかもしれません。そこで、食の専門家として、様々なカテゴリーでおすすめの逸品を厳選しました。甘いもの、こだわりのコーヒー、しっかりとした食事、あるいは忘れられない特別な一皿をお求めの方にも、きっとご満足いただけるはずです。
おすすめの選定にあたっては、単に目新しいだけでなく、万博ならではの体験価値があるか、あるいは広く愛される国際的な料理を高い品質で提供しているか、といった点を考慮しました。例えば、UAE館のラクダミルクやユーハイムのAIバウムクーヘンのようなユニークな体験は、万博の思い出を特別なものにするでしょう。一方で、イタリア館の本格パスタやドイツ館のカリーヴルストのような定番料理は、多くの人に安心感と満足感を与えてくれます。このように、多様な来場者の嗜好に応えられるよう、幅広い選択肢を提示することを心がけました。
また、価格設定にも注目しました。SPY×FAMILYのキャラクターパフェ(¥1,8007)のような高価格帯の商品は、単なる食事ではなく、キャラクターとの関連性や限定グッズといった付加価値を含んだ「体験」として提供されています。イタリア館の和牛タリアータ(¥4,4906)も、高級食材と「イータリー」というブランド体験に対する対価と言えるでしょう。こうした「体験経済」の側面を理解することで、なぜ特定の料理が「特別なご褒美」として位置づけられるのかが見えてきます。
A. 甘美な誘惑:世界のペイストリーからユニークなデザートまで
- イチオシ:オランダ館のストロープワッフル(¥450)4。
理由:手頃な価格、象徴的、焼きたてで、一貫して高評価。 - ユニークな逸品:ユーハイムのAI調理バウムクーヘン(1個 ¥350)7 または THEO’S CAFEのバウムクーヘンコース(¥3,000から)8。
理由:革新的で、伝統と技術が融合。 - 優雅な選択:英国館のクリームティーセット(¥1,850)5。
理由:クラシックで洗練された体験。 - 冒険心をくすぐる一品:UAE館のフラシュとラクダミルク(¥850)5。
理由:真にユニークで文化的に特有。
その他注目: ルクセンブルク館のマカロン(¥250)5、オーストラリア館のラミントン(¥600)5、オーストリア館のソフトクリーム(¥1,400)5、ポルトガル館のパステル・デ・ナタ(¥600)4、SPY×FAMILYのパフェ(¥1,800)7。
B. コーヒー通の隠れ家:世界選りすぐりの一杯
- イチオシ:サウジアラビア館のサウジコーヒー(¥700)5。
理由:独特な風味(カルダモン)、デーツと共に伝統的なスタイルで提供。 - 北欧の癒し:ノルディックサークル館のフグレンコーヒー(¥850)5。
理由:名高いコーヒーブランド、「フィーカ」のひとときに最適。 - 南米の薫り: ブラジル館のコーヒー(¥648から)5、コロンビア館のコーヒー(¥756)5。
理由:有名なコーヒー産地の味を堪能。 - 信頼のカフェ: SUNTORY PARK CAFEのオリジナル焙煎コーヒー8。
C. 絶品セイボリー:見逃せないメインディッシュとスナック
- イタリアの星:イタリア館の黒毛和牛のタリアータ(¥4,490)6 または 週替わりの郷土パスタ/ピザ(約¥2,290~¥2,390)3。
理由:高品質な食材、本格的なイータリー体験。 - ドイツの定番:ドイツ館のベルリン風カリーヴルスト(¥2,100)6 または バイエルンプレート(¥2,000)4。
理由:象徴的なドイツのストリートフードとボリューム満点の盛り合わせ。 - ハンガリーの味:ハンガリー館のグヤーシュまたはチキンパプリカーシュ(価格未詳だが中価格帯の見込み)3。
理由:本格的で風味豊か、文化的にリッチ。 - 大阪の象徴:たこ焼きキッチンカーのたこ焼き(¥1,250)7 または 大阪のれんめぐり内のたこ家道頓堀くくるのたこ焼き(¥1,100)8。
理由:必食の大阪名物。 - ユニークなオーストラリア料理:オーストラリア館のラムスペアリブ(¥1,400)7 または クロコダイルフィレロール(価格未詳6)。
理由:冒険的で風味豊か。 - 韓国の人気者:韓国館のヤンニョムチキン(¥1,200)6。
理由:人気があり、美味しく、シェアしやすい。
D. コスパ優秀:お財布に優しい美味しい発見
- イチオシ:オランダ館のストロープワッフル(¥450)5。
- フードコートのお得品:「好きやねん大阪 フードコート EAST SIDE」のかけうどん(¥780)7。特に朝割・学割利用でさらにお得8。同フードコートの各種ホットスナック(¥350~¥500)7。
- クウェート館のフムス(¥800)4。
- ルクセンブルク館のマカロン(¥250)5。
E. 食の贅沢:特別な万博ディナーに
- イチオシ:イタリア館「Eataly」レストランでのフルコース。ワインと共に、雰囲気と郷土料理(例:和牛タリアータ ¥4,490)を堪能3。
- ポーランド館のセットメニュー(¥4,500)7。
- まねき食品の究極の神戸牛すき焼きえきそば(¥3,850)7。
- 水空 SUIKUUのコースメニュー(¥7,500から)8。
表3:厳選!万博フード&ドリンク おすすめリスト
カテゴリー | 商品名 | 具体的な場所(パビリオン/レストラン) | 参考価格 | おすすめ理由 |
---|---|---|---|---|
必食スイーツ | ストロープワッフル | オランダ館 | ¥450 | 手頃、象徴的、焼きたて |
必食スイーツ | AI調理バウムクーヘン | ユーハイム キッチンカー / THEO’S CAFE | ¥350/個~ | 革新的、伝統と技術の融合 |
必食スイーツ | クリームティーセット | 英国館 | ¥1,850 | クラシックで優雅な体験 |
ベストコーヒー | サウジコーヒー | サウジアラビア館 | ¥700 | 独特な風味、伝統的スタイル |
ベストコーヒー | フグレンコーヒー | ノルディックサークル館 | ¥850 | 有名ブランド、フィーカに最適 |
至高のセイボリー | 黒毛和牛のタリアータ/週替わり郷土料理 | イタリア館 (Eataly) | ¥2,290~¥4,490 | 高品質、本格的 |
至高のセイボリー | ベルリン風カリーヴルスト | ドイツ館 (Oishii! Germany) | ¥2,100 | 象徴的なドイツの味 |
至高のセイボリー | たこ焼き | たこ焼きキッチンカー/大阪のれんめぐり内くくる | ¥1,100~¥1,250 | 大阪名物、必食 |
コスパ優秀グルメ | かけうどん(朝割・学割利用時) | 好きやねん大阪 フードコート EAST SIDE | ¥780~ | 手頃で満足感あり |
コスパ優秀グルメ | フムス | クウェート館 | ¥800 | ヘルシーで本格的な中東の味 |
特別なご褒美 | 「Eataly」でのフルコース | イタリア館 | ¥4,500~ | 雰囲気、味ともに最高級の体験 |
特別なご褒美 | 究極の神戸牛すき焼きえきそば | MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN | ¥3,850 | プレミアムな地域名物 |
V. 万博での賢い食事術:スムーズな美食体験のためのヒント
万博での美食探訪をスムーズで楽しいものにするためには、少しの計画が大きな違いを生みます。ここでは、予約の取り方、混雑の避け方、支払い方法、そして食事体験を最大限に楽しむための専門的なヒントをご紹介します。
これらのアドバイスは、万博という大規模イベント特有の状況を踏まえたものです。予約の推奨、オフピーク時間の利用、キャッシュレス決済の準備といった点は、特に人気店での食事を計画している場合に、待ち時間の長さや食事の機会を逃すといったフラストレーションを避けるために重要です4。これは、来場者が自身の体験を最適化するためには、事前の情報収集と計画が不可欠であることを示しています。
また、万博は現代の都市における利便性と課題の縮図とも言えます。キャッシュレス決済の推進2、情報提供や予約におけるアプリの活用6、そして混雑緩和策の必要性は、現代の大規模イベントや都市生活におけるトレンドを反映しています。これにより、万博での体験は、単に食事を楽しむだけでなく、より広範な社会的・技術的変化に触れる機会ともなり得ます。
さらに、豊富なテイクアウトの選択肢5とお弁当の持ち込み許可8は、来場者に重要な柔軟性をもたらします。誰もがレストランでの着席した食事を望むわけではなく、また予約が取れるとも限りません。テイクアウトは、自分のスケジュールに合わせて食事をし、混雑の少ない場所を見つけることを可能にします。お弁当の持ち込み許可は、特に家族連れや予算を気にする来場者にとっては大きなメリットであり、ピーク時の飲食店への負担を軽減する効果も期待できます。これは、主催者側の状況に応じた対応力の表れと言えるでしょう。
A. 予約を使いこなす:いつ、どうやって予約する?
主な対象パビリオン・レストラン: イタリア館(Eataly)、ドイツ館(Oishii! Germany)、ベルギー館(Revive)は予約またはアプリでの座席確保が強く推奨、あるいは必須です6。近畿大学水産研究所、くら寿司、水空 SUIKUUも予約システムがあります8。
方法: 主に万博公式アプリまたは各レストランのウェブサイト/アプリ経由となります6。
ヒント: 人気店はできるだけ早く予約状況を確認しましょう。6によると、イタリア館・ドイツ館の予約はキャンセル枠が毎朝9時に再放出されるとのことです。
B. 混雑を避ける:食事に最適な時間帯
基本戦略: ピーク時のランチ(12:00~13:30)とディナータイムを避けましょう6。
狙い目: 早朝(10:00~11:00)または遅めの午後/早めの夕方(15:00~17:00、ただし一部テイクアウトは16:00頃閉店の場合あり)が良いでしょう4。
フードコート割引: ウォータープラザマーケットプレイス東のフードコートでは、午前11時30分まで20%割引があります8。
C. 支払いについて:キャッシュレス決済を準備
基本: ほとんどの店舗でキャッシュレス決済(クレジットカード、QRコード決済)が利用可能です6。一部はキャッシュレス専用の可能性も。
準備: 対応するキャッシュレス決済手段を準備しておきましょう。プリペイドカードも使える場合がありますが、詳細は要確認です6。
D. 食の多様性への配慮
ハラル/ヴィーガン: クウェート館(ハラル、ベジタリアン対応)4、大阪ハラルムガルEXPO2025店(ハラル、ヴィーガン対応)8、パソナグループのプラントベースフード6、f fields(プラントベース、ベジタリアン対応)8 など、いくつかの選択肢があります。
グルテンフリー: GF RAMEN LAB8、EARTH SWEETS(グルテンフリーチュロス)8 など。
一般的なヒント: 特定のアレルギーや食事制限がある場合は、各店舗に直接問い合わせるのが最も確実です。
E. テイクアウトを最大限に活用:食事場所を見つける
提供状況: 多くのパビリオンや飲食店でテイクアウトが可能です5。
食事場所: ベンチ、屋外テラス、屋上席、大屋根リング付近やウォータープラザ周辺などが適しています5。
F. 飲食物の持ち込み(お弁当など)
方針: お弁当を含む食品全般の持ち込みは可能です8。これは当初の方針から変更された点です。
推奨: 特に土日祝日や9月・10月のランチタイムは混雑が予想されるため、お弁当を持参することが推奨されます8。
持ち込み禁止品: 酒類全般(容器や開封未開封問わず全て)、瓶、缶類の飲料。マイボトルや水筒は推奨されており、ペットボトルも可能です8。
G. 公式アプリの活用
公式アプリ「EXPO 2025 Visitors」は、パビリオンやレストランなどの施設を素早く見つけるための地図機能や、万博関連の多くのサービスを集約して提供することを目的としています9。8では一部地図機能に関する指摘がありましたが、公式情報源からは重要なツールとなることが示唆されています。アプリの機能性を確認することをお勧めします。
VI. 結論:万博2025 世界の饗宴、その記憶を味わう
大阪・関西万博は、五感を刺激する比類なき旅を約束し、その中心には世界各国の食文化が華やかに展開されます。遠い異国の本格的な味から、食の未来を垣間見せる革新的な料理まで、発見されるのを待つ味の世界が広がっています。本ガイドが、皆様自身の美味しい冒険を計画するための一助となれば幸いです。多様性を受け入れ、新しい味に挑戦し、そして何よりも、あらゆる瞬間とあらゆる一口を心ゆくまで味わってください。きっと、あなたの味覚はその体験に感謝することでしょう。
万博での食体験は、単なる空腹を満たす行為を超え、イベント全体の記憶を彩る重要な要素となるはずです。このレポートが、食を万博の冒険の不可欠な一部として捉え、その楽しみを最大限に引き出すためのお手伝いができたなら、これ以上の喜びはありません。
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